第90回「都立産業技術研究センター研修会」

giminf2006-08-24

東京ニット卸商業組合毎年恒例の「ニット基礎知識を学ぶ」をテーマに、都立産業技術センター八王子庁舎に総勢50名出席のもと盛大に開催されました。小林洋子室長が司会をされ、技術研究センター八王子支所長の中島様より細かい説明をいただいた後、私が今後の人材育成の重要さについてお話させていただきました。今や中国が世界の生産工場としてますます実力を発揮する中、日本のニット産地の代表地区であります新潟、山形、福島の生産力が年々減少しており、歯止めが効かない状態が続いております。我々アパレルはもっと物作りの基礎知識を身につけ、商品開発に磨きをかけていく必要があると痛感いたしております。ニット工場を見学したいと思っても実際現場を見られるチャンスはあまりありませんが、ここ都立産業技術研究センターは京王八王子駅に近く広大な敷地に庁舎があり、ニットの丸編、横編み、縦編とあらゆる行程が勉強できとても貴重な体験になります。私は常々もっと多く業界の人達に知っ
てもらい、有効活用して日本の技術力を高めていただきたいと思っています。当日は繊維製品製造行程と評価技術研修から始まり、ニットの基礎講義と見学で午前・午後にわかれ、最後に品質評価とクレーム事例、質疑応答で終了しました。素材から始まる物作りの行程をしっかりと身につけて商品開発ができれば日本の持つ高い技術力が生かされ、独自性を発揮てきるはずであり、業界レベルアップのためにも人材教育が重要になってくるわけです。この写真は
(株)福助の吉野社長と当社の社員と写した研修中での一枚です。