第9回 株式会社ジム 社長ブログ『メリヤス塾』

メリヤス塾の様子


     メリヤス塾の風景です。--->


東京ニットファッション工業組合と東京ニット卸商業組合のコラボレーションによる「TKFメリヤス塾」が、8月15日にスタートしました。
社員や後継者、卸の若手を対象に目で触れ、耳で聞き素材の開発から、物ができるまでの行程、日本の持つ技術、文化を継承していくことを目的としたものです。第一期は、TKFとニット卸商業組合から14社17名の応募があり、これから1年半、月1回びっちり2時間の講義が行われます。講義はTKFと東京ニット卸商業組合の歴史や現状、問題点、業界の総括など、年末までの講義で流れを掴み、1月〜4月は原料編(糸、丸編、ヨコ編)生産・加工編(染色)を予定。5月以降については現段階では決めず、タイムリーなテーマや人物を取り上げていきます。
開講セレモニーでは、大石恭寿塾長、TKF太田守彦理事長、東京ニット卸商業組合八木原保理事長、それぞれ今回のメリヤス塾の目的と業界の発展への思い、参加者に対して期待することを申し上げました。
私は、「現在、中国が世界の生産工場となり、大きな影響力を持つ様になりました。そのような環境が続く中、ニット・カットソーの国内生産比率は日本のマーケット全体をみたときに約5パーセントしかありません。この現状にかなりの危機感を感じています。日本の技術力、開発力は世界に誇るべきものです。その、技術力、開発力にさらなる磨きうをかけていく必要があります。将来は、この東京ニット卸商業組合と東京ニットファッション工業組合が一緒になってもいいと考えています。この、メリヤス塾から我々のリーダーになるような人物が出てくることを期待しています」というような内容で話をしました。
業界の皆様がこの人はと思う人をメリヤス塾に参加させて頂ければ、主旨に添った成果が期待できると思います。
是非、積極的な参加を期待しています。
      東京ニット卸商業組合理事長
              八木原 保