第１６１回「新春記念講演会 祝典」

１月１２日（金）、両国第一ホテルにて東京ニット卸商業組
合と東京ニットファッション工業組合主催による新春記念講
演会が開催されました。磯村尚徳先生（元NHKニュース９
の主査、現外交評論家・日仏メディア交流会協会会長）に
「新春の世界をヨーロッパから見る」というテーマでご講演いただきました。磯村先生はここ４０年の間で２０回程は海外で正月を迎えられているそうです。フランスでは日本の文化を紹介する催しが頻繁に行われているそうですが、フランス人から見た日本とはアニメと漫画、そしてポップカルチャーな国というイメージだそうです。能・文楽・人形劇・江戸末期の浮世絵・歌麿・葛飾北斎など古典的な背景が強い日本に憧れを持っているようです。映画の黒澤監督は有名ですが、小津安次郎の東京物語はフランス人の心にしっかりと響いているそうです。日本はGDP世界２位ですが、日本の大衆文化を大きな流れとしてもっと自分の国に自信を持っていくべきとのお話がありました。２１世紀はアメリカが凋落的傾向にあり、ユーロが強く今後は中国とインドが注目されていくとのことです。私と太田理事長そして来賓のお客様として経済産業省・東京都労働局の隅田局長がご挨拶致し、厳粛な雰囲気の中祝典を終了することができました。この写真は両理事長で祝典後写したものです。