第28回「日本中央ニット卸商業組合連合会」

giminf2005-12-17

11月中旬、東京ニット卸商業組合、名古屋ニット卸商業組合、大阪ニット卸商業組合3つの団体が名古屋マリオットホテル51F「マーキュリー」に集まり、それぞれの団体から、理事長、副理事長、専務理事、常務理事の方々が一同に介しての会議が行われました。議題としては1.「平成17年度連合会の収支報告」2.「繊維製品の原産国表示」(業界宣言と運用ガイドラインの整備の件)3.「不公正取引に関する「大規模小売業告示」について」4.「電話問い合わせ内容集計について」5.「その他」以上の議題を11:30〜1:30まで、私が日本中央ニット卸商業組合理事長として議長役を務め、進行し全ての議題が順調に承認され今後に向けての再確認が出来ました。その後、食事をしながら各地区の理事長、副理事長からそれぞれの会社のおかれている現況、商品動向、生産状況を含め今業界が抱えている様々な問題点についての話し合いが行われました。ニットという同じジャンルの業界ということで相通ずるところもあり話し合いが盛り上がりを見せました。現在、中国が「世界」の生産工場として、ますますその実力を発揮している状況が続いています。そんな中。日本国内でニット製品の占める輸入率は90%を越えており、国内生産の比率がますます減少しつつあります。ニット業界としては、日本の持つ「伝統」「技術」「開発力」をどのような形で次の世代に継承していくのかということが非常に重要な課題です。今年は夏の「クール・ビズ」冬の「ウォーム・ビズ」、11月、12月は気温の低下もありコート、ブルゾン、セーター等々防寒衣料を中心にニット業界は久しぶりに活気を挺しております。11月の百貨店紳士売り場の売り上げは昨年比15.1%増という結果で驚異的な数字が計上され、12月の商戦がますます楽しみです。今後は東京を本部として、大阪、名古屋との連携を蜜に、さらなる協力体制を引いて「日本中央ニット卸商業組合連合会」の運営を進めていくということで閉会となりました。