第541回「上海紀行1」

giminf2009-07-20

7月17日、中国出張で上海にある虹橋空港に昼頃到着しました。現地のスタッフが空港まで迎えにきており、早速車で昆山地区にある協力工場に向かいました。週末の金曜日ということもあり、上海市内の道は車で渋滞しており、多少いつもよりは時間がかかってしまいましたが2時間程で工場に到着しました。工場は設備も産業体制も整っており安心して仕事を任せることができます。上海地区の近況を現地スタッフに尋ねてみると、世界の工場としてゆるぎない地位を確立しつつある上海ですが、繊維産業の工場は社員の待遇や賃金、新たな設備投資等さまざまな問題を抱えているそうです。ちなみに、上海地区の女工さんの最低賃金は1500元(約20000円)で、4〜5年前の約2倍です。以前ほどのコスト競争力はなくなってきていますが、日本と比べると安価な労働力が魅力であることは事実です。