第２０７回「アメリカ紀行１ トムフォード」

毎年ゴールデンウィークはニューヨーク・ロサンジェルス・サンフランシスコとアメリカのマーケットを見に行っています。４月２６日午前１１時３０分アメリカのケネディ空港に到着いたしました。GWのアメリカ訪問も今年で３５回目になります。到着後マンハッタンのアッパーイーストサイド地区の高級エリアにオープンした「トムフォード」に行きました。シックな店構えで、扉をあけると正面に大きな机が目に入ってきます。トムフォードは「友人宅に招待されたような居心地の良さ」というコンセプトを目指しており、“お客様は常に正しい”という姿勢で接客をしているそうです。店鋪面積は約８００平方メートル、１階にはアクセサリー・靴・革製品・フレグランス、２階には仕立ての為のスペースが配置されています。シャツ売場をのぞいてみると、シャツのスタイルは２種類、衿は１０種類、生地は３５種類、３５０色で価格は＄３５０〜＄９９５。スーツは既製服で６０型、生地は春物で４０種類、秋物で６０種類、平均価格は＄１０００。ニューヨークで英国仕立てのスーツを作ると、約＄５０００近くなるでしょう。ここトフォードではあらゆる価格層の商品を集めています。トムフォード氏は１９９４年〜２００３年迄、グッチのクリエイティブデザイナーとして活躍しており、そのトムフォード氏が自分の夢を実現させたショップをマンハッタンにオープンさせたということは、今後のメンズファッション界に大きな変革をもたらすものと思われます。ニューヨークを訪れた際には、必ずこのショップを訪れることをおすすめします。